ゴキブリ
俺はゴキブリだ。
三日前に産まれた。
ここの生活は大体気に入っている。
暖かいし、食べ物も豊富にある。
今のところ不自由ない。
そこでだ。
ゴキブリというのは実のところ人間に嫌われている。
昨日は人間に見つかってヤバいところだった。
俺は生き延びたい。
しかし人間の近くにいるといつ死ぬか分からない生活だ。
外の世界が見たいが、外から帰ったきたやつは0だ。
とりあえずここにいることにする。
ちっ。
毒が入ってやがった。
仲間が殺された。
人間を憎む。
人間を懲らしめてやろう。
まずは大繁殖してやる。
それから体にまとわりついてやる。
そう考えているうちに体が変だ。
人間になってしまった。
なんということだ。
人間になってしまった。
必死になってゴキブリを探した。
ゴキブリはいねーか。ゴキブリはいねーか。
そう考えているうちに体が変だ。
ヤバい!ゴキブリに戻っている!
どうしてだ!
勝ったと思ったのに!
ぶちゅ。
終わり。
面白い文章
竪穴式住居に入ったら近所のおじさんがいた。
黄色いウンチは、なんだかバナナみたいだ。
囚われた青年は化学反応によりはみ出したチョコになった。
来年から再来年まではヒヨコのシーズン。
ジャネットジャクソンと寝る。
飽きた
飽きた
最初っから
ハチマキ巻いて。
この間の神崎忍は面白かった。
また明日も覗きに行こうかな。
猿と罵られても。
枕カバーが汚れても。
自殺する色を出されても。
もう牛と戯れたい。
羊と関わりたい。
鳥と弄びたい。
ショックなことやミャッポなことも飲み込んで。
森鴎外と散歩したい。
泣きながら屁をこく。
ちょっとだけ舌を出す。
それからダイブする。
そう、ダイブする。
僕は目の奥が痛い。
耳の奥も痛い。
喉の奥も痛い。
太ももの奥も痛い。
背中の奥も痛い。
舌先の奥も痛い。
中井貴一とトランポリンで遊びたい。
スネ夫とドライブしてそのまま置き去りにしたい。
10円玉を投げつけたい。
ジェットコースターに乗ってる隙に置き去りにしたい。
最高です。
バンダナの上からハチマキを巻く。
チャイルドシートでチャイルドポーズをとる。
おわり。
てんてんてん。
てんてんてん。
てんてんてんてんてんてん。
てててんてててん。
てててんてててん。
てててんてんてん。
てててんてんてんてんてん。
てててんてんてんてん。
てててんてんてんてん。
カバオ
あなたは暗い森の中で一人きり。
そこで片目を怪我したクマに出会いました。
よく見ると片目の怪我の部分がアンパンマンになっていました。
アンパンマンはこう言いました。
「私はどうもアパホテルの社長さんが憎めないんだよ」
アンパンマンはそういうと生理痛に効く薬を飲み始めました。
「頭痛にも効くからね」
アンパンマンはそのまま飛び立っていきました。
「カレーうどんパンマンには気をつけるんだよ」
アンパンマンは置き手紙を置いていきました。
中身はこう書かれていました。
「私はどうもアパホテルの社長さんが憎めないんだよ」
ボケ老人かよと思いながらあなたは手紙を食べてしまいました。
するとクマがのろけ話を始めました。
「嫁がいつも枕投げをしようってうるさいんだよ(笑)」
後ろから来たジャムおじさんに殺されてしまいました。
「これでアンパンマンの仇も取れたわい」
空から飛行機が落ちてきました。
ジャムおじさんに衝突して、ジャムおじさんは巨大化してしまいました。
そのまま死んで地獄に行きました。
ジャムおじさんは悪い人だったのです。
しかしすぐにこの世に連れてこられました。
この世の方が苦しい世界だったのです。
ジャムおじさんは泣きながらこう言いました。
「アンパンマンの顔はこうじ菌でできているんじゃよ」
そのまま死んでしまいました。
あなたも自殺してしまいました。
木が囁き合っています。
「主人公が死んでしまったぞ」
「どうすんだこれ」
木が主人公になりました。
木は自殺ができませんでした。
「主人公になるにはどうしたらいいだろうか?」
カバオくんがやってきました。
「ボインのねえちゃんいませんでしたか?」
誰もいないのにひとりごとを言っています。
「ボインのねえちゃんが好きなんです」
こうとも言っています。
「おぎやはぎでもいいです」
カバオくんは進化してけものになりました。
カバオくんは口がきけなくなりました。
最後に核戦争が起きて世界は終わりましたとさ。
おわり。